【スマートビルディングEXPO 出展社】火災報知機のクラウドサービスを訴求。ホーチキ株式会社様インタビュー

ホーチキ株式会社様は、大正9年に日本ではじめて火災報知機を設置した会社です。同社が「スマートビルディングEXPO」への出展を開始されたのは、火災情報を速やかにSMS・メールで通知する防災クラウドサービスを訴求することが目的でした。

今回は、ホーチキ株式会社事業企画部の増田様に、「スマートビルディングEXPO」を選ばれた理由と来場者のニーズ、出展による効果などについて伺いました。

【展示会 開催情報】

<東京展>会期:2025年12月10日(水)~12日(金) 会場:東京ビッグサイト

<大阪展>会期:2026年8月26日(水)~28日(金) 会場:インテックス大阪

【来場希望の方】

<東京展> 12月 東京ビッグサイトで開催!

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火災報知機のクラウドサービスを訴求するために出展


――本日はよろしくお願いいたします。まず、御社の事業内容と「スマートビルディングEXPO」出展の経緯をお聞かせください。

当社は主に、火災報知設備の研究開発、製造、設計、販売、施工、メンテナンスまでを手がけている会社です。海外も含めて火災報知設備の事業が大半を占めており、その他に消火設備、防犯設備の事業も展開しています。

2023年から「スマートビルディングEXPO」への出展をはじめたのは、火災の発生をSMS・メールで速やかに通知し、災害対応への迅速な初動を叶える防災クラウドサービス「HOCHIKI as a Service」を紹介するためでした。サービス名の略称は「HCKaaS」(以下、ホーチキアース)です。

 

――出展のきっかけとなった「ホーチキアース」について教えてください。

「ホーチキアース」は今までハードウェアとして販売・施工していた火災報知設備を、サービスとして提供していく、ホーチキという会社も今後サービス提供を重視していくという二重の意味をサービス名に込めています。

スマートフォンに火災情報を通知したり、API連携によりクラウド上の様々なシステムとの連携を実現したりすることで、建物のオーナー・管理者、一般の在館者の方に迅速に火災の情報を共有し、安全・安心な建物を実現するためにはじめたサービスです。

「スマートビルディングEXPO」はデベロッパーさまやゼネコンさまをはじめとして、建築業界におけるDX感度が高いお客さまが来場すると認識していましたので、そうした方々へ訴求し、「ホーチキアース」の採用検討はもちろん、有効活用のためのご意見、ご要望をいただくことを目的として出展しています。

社内外の説明員で協力して運営するブース


――ブース運営体制と、ブースで工夫されていることがあれば教えてください。

新しいサービスを企画する事業企画部が中心となって、ブースの設計と説明員を担当しています。

会社としては新しい取り組みになりますので、広報宣伝部や営業部門のメンバーにも説明員教育を行い、One HOCHIKIとして、販促に取り組んでいます。ブース運営は毎日7~8名の体制です。

また、「ホーチキアース」とAPI連携しているパートナー企業の皆さまにも、説明員として立っていただき、営業的なシナジー効果も得ることができています。

ブースは、ホーチキという火災報知機の会社が、DXにも真剣に取り組んでいることをPRできるよう、遠くからでも視認していただけるように設計しています。

また、一般的にクラウドサービスの説明は、現場の運用(物理的な価値)と、提供できること(論理的な価値)のイメージが湧きづらいため、お客さまが理解しやすい構成と導線設計を意識しています。

遠隔監視やサイネージ表示など、ニーズは多様


――来場者の方からは、どのような反応やニーズがありますか?

まず、業界の方からは、「お、ホーチキか!」と言っていただくのがうれしいですね。やはり設備メーカーとしては名が知れていても、スマートビルディングという領域に当社がいることに驚かれる方が多いです。

具体的な課題をお持ちのお客さまも多くご来場されます。特に工場、大学など、同一敷地内にある複数の建物を管理されているお客さまからのご相談が多いです。

基本的に、火災報知設備は建物ごとに別設備になりますので、敷地内に複数の建物があると監視が難しくなります。

そこで、火災受信機に表示されるものと同じ火災情報をスマホに通知できるとどこにいても各建屋の火災状況がわかるため関心を持っていただけます。自社が所有する建物の火災を遠隔地で監視したいお客さまもいらっしゃいますね。

最近は、警備員の方が気づきにくい場所にある建物からの出火や、無人の建屋でバッテリーが発火することによる火災などに危機感を抱かれている方もいらっしゃる印象です。

DXの観点で「火災情報をクラウド経由で提供してもらうことで、協業できないか」という情報収集をされているお客さまもいらっしゃいます。例えば「建物OSや都市OSなどにクラウド経由で火災情報を提供してもらいたい」というご相談も多くいただきます。

また、「聴覚障害がある方は、非常放送とベルが聞こえないため、デジタルサイネージで通知、もしくはスマートフォンに通知をしたい」といったご相談をいただいたこともあります。

展示会はコネクションと新鮮なアイデアが得られる貴重な場


――「スマートビルディングEXPO」へのご出展で、どのような成果を感じていらっしゃいますか。

実際に見積もりの依頼をいただいたお客さまはいらっしゃいますし、出展をきっかけにお付き合いが始まったパートナー会社さまもいらっしゃいますので、販売促進面だけではなく、コネクションづくりという意味でとても効果がある展示会だと思います。

また普段の営業活動ではなかなかお話しする機会の少ない、ゼネコンさまやデベロッパーさまでDX化を進めている方々との情報交換の機会をいただくことで、当社の企画に活きるようなご意見、ニーズを伺えるのもメリットです。

 

――部門を超えて説明員の方が立たれるとのことでしたが、出展による御社内への影響はいかがでしょうか。

広報宣伝部の社員もお客さまと直接お話しすることで「管理会社さまやデベロッパーさまはこういう点に着目しているんだ」と気づきが多く、ニーズの理解が深まると聞いています。

説明員として参加することで、当社の新たな取り組みや顧客の生の声に触れることができるので、サービスの社内周知にも役立っていると感じます。

また、火災報知設備の業界は、消防法に基づいてビジネスをしていますので、「新しいこと」を考える難しさがあります。もちろん、人命を大切にする事業なのですが、ややもすると法律を守るために仕事をする状態になりかねません。

その点、「スマートビルディングEXPO」のような展示会では、普段はお話しする機会が少ない方々から多様なアイデアを得られます。

法律に基づきながら、新しい取り組みを通じて人命を守れるようなソリューションを生み出せるように、今後もこの展示会を活用していきたいと思います。

 

――本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。

ホーチキ株式会社様

防災クラウドサービス HOCHIKI as a Service

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【展示会 開催情報】

<東京展>会期:2025年12月10日(水)~12日(金) 会場:東京ビッグサイト

<大阪展>会期:2026年8月26日(水)~28日(金) 会場:インテックス大阪

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