【建設DX展 出展社】新しい教育ツールを出展し社内外のブランディングに成功。株式会社ワット・コンサルティング様にインタビュー

株式会社ワット・コンサルティング様は、自社運営の「建設学習サイト Construction Boarding(コンストラクション・ボーディング) 」に『建築マイクロラーニング』という教育コンテンツを搭載されています。

同コンテンツは、施工管理の業務を5分以内の動画でまとめており、Z世代向け教育ツールとして開発されました。「建設技術者の学習のスタンダードを目指していきたい」と語ってくださったのは、代表取締役社長の水谷様。

「建設DX」展に出展された経緯や来場者から寄せられた悩み、出展の成果や今後の展望について伺いました。

【展示会 開催情報】

<東京展>会期:2025年12月10日(水)~12日(金) 会場:東京ビッグサイト

<大阪展>会期:2026年8月26日(水)~28日(金) 会場:インテックス大阪

【来場希望の方】

<東京展> 12月 東京ビッグサイトで開催!

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Z世代向けの新教育ツール「建築マイクロラーニング」を提供


――本日はよろしくお願いいたします。まず、御社が「建設DX展」で紹介されたサービス内容について教えてください。

当社は「建設学習サイト Construction Boarding(コンストラクション・ボーディング) 」を運営しているのですが、そこに『建築マイクロラーニング』というZ世代に最適な新しい教育ツールコンテンツを搭載しています。

全430本のコンテンツ搭載を予定しており、2025年4月に第1期のコンテンツ173本、7月1日に第2期として約114本をリリースし、現時点で287本のコンテンツを搭載しています。10月に残り全てをリリースする予定です。

 

――Z世代に最適とのことですが、『建築マイクロラーニング』にはどのような特徴がありますか?

コンテンツは平均約3分半、長くても5分以内の動画となっています。建築現場の着工から竣工まで、施工管理のポイントを現場のリアルな映像と、わかりやすいイラストを使って解説するのが特徴です。

Z世代はYouTubeなどの動画コンテンツを見て育った世代ですので、従来どおり教科書を読んで1章から順に学習するよりも、ショート動画を通じて必要なタイミングで、必要なコンテンツを選んで視聴するのが適していると考えました。

現場の施工管理をする技術者を主なユーザーとしていますが、技術者に限らず、建設現場に携わる全ての人たちに有用なコンテンツだと思います。

また、『建築マイクロラーニング』は建築施工管理技士の試験勉強にも役立つコンテンツです。令和3年に技術検定制度の変更があり、2級は17歳以上、1級は19歳以上であれば誰でも受験できるようになりました。

1次検定に合格すれば技士補という資格を取得できるようになりましたので、学生などまだ経験がない方でも、「建築マイクロラーニング」を活用すれば施工管理の業務について理解しやすく、試験勉強ができます。

「建設学習サイト Construction Boarding(コンストラクション・ボーディング) 」では、『建築マイクロラーニング』以外にも、AutoCAD、Revit、CADWe'll Tfas、RebroといったCADソフトのトレーニング動画、建築専門用語の6カ国語対応アプリ、施工管理技士の学科試験用アプリなどが含まれています。

さらに、570本以上のビジネスコンテンツも搭載されており、ハラスメント教育や一般教養、Microsoftソフトのトレーニングなど、ビジネスマンに必要な基本的なスキルを学べるコンテンツも提供中です。

来場者としての経験から「建設DX展」出展を決定


――御社が「建設DX展」へのご出展を決めた理由を教えてください。

もともと当社は、「建設DX展」を見に行く立場でした。会場でいろいろなサービスを見て、導入に至ったサービスも過去に多数あります。

出展を決めたのは、当社の新たなサービスである『建築マイクロラーニング』が「建設DX展」の趣旨に合致したコンテンツであり、建設業界の方々が新しいものを取り入れようとする姿勢で積極的に来場するイベントなので、興味を持っていただきやすいだろうと考えたからです。

当社のブースでは1時間に1回、15分のプレゼンを1日6回行い、その間に来場者への説明を行うスタイルで運営しました。延べ25名のスタッフが関わり、常時9名程度がブースでご質問、商談などに対応しました。

OJTの工数、知識の習熟度に悩む声が多い


――御社のブースを訪れた来場者からは、どのような悩みやニーズが寄せられましたか。

2024年4月から建設業界にも適用された時間外労働の上限規制を背景とした、人材育成に関する課題が多かったです。

従来の教育研修やOJTに割ける時間とリソースが限られてきているという悩みが多く聞かれました。ブースでお話ししたのは技術系の管理職の方が多かった印象があります。

また、OJTは担当者の工数がかかるわりに、受け手側の反応、知識の吸収度があまり高くないという声もありました。

OJTはその性質上、ひとつの知識を覚えて実践する機会は限られていますよね。建設プロジェクトは1~2年単位で動くので、一度経験した業務がすぐにまた経験できるとは限りません。

ひとつの現場で全ての業務を経験するまでに時間がかかるのは、この業界特有の難しさではないかと思います。

 

――来場者からのそうした悩みに、どのように対応されましたか?

『建築マイクロラーニング』は、まさに人材育成の課題にアプローチするコンテンツだということをお伝えしました。

OJTを受けるにしても、何も知識がない状態で現場を見て、誰かに聞いて教えてもらうだけでは、効果が出にくいと思います。その点、『建築マイクロラーニング』なら必要な項目を短時間で予習・復習できるため、OJTが生きたものになります。

 

――来場者から質問などは受けましたか?

動画の中身や、管理機能についてご質問を受けることが多かったです。

イラストや現場の画像を組み合わせてわかりやすい内容にしているので、実際に動画を観ていただくと、情報のまとめ方に興味を持たれたり、「わかりやすいね」と言っていただけたりする反応が多かったですね。

出展でリード顧客を1,000社以上獲得


――「建設DX展」の開催中~開催後の商談数など、どのような成果が出ていますか?

『建築マイクロラーニング』のようなコンテンツものは、その場で詳しく商談をするよりも、実際にデモを2週間ほど使用いただき、それから導入するかどうか考えていただくことになります。

そのため、当社はまず軽くご案内をして、リード顧客を獲得することを目指しました。2024年12月に東京で開催された「建設DX展」では、リード顧客を1600名ほど、企業数でいうと1100社ほど獲得できています。

そこから具体的な商談に進んだのは50社ほどですが、他の企業の皆さんに継続的にアプローチをしていますので、今も有望な潜在顧客を持てている状態です。

使用人数に応じて費用が変わるサブスクリプションサービスということもあり、簡単に導入される企業様ばかりではないと思います。

どのように運用するかを考えつつ検討されていますので、当社も新入社員の入社時期や予算設定をする時期など、適切なタイミングで今後も働きかけていきたいと思います。

「建設技術者の学習スタンダード」を目指していきたい


――「建設DX展」に出展されて感じたメリットがありましたら、お聞かせください。

非常に活気のあるイベントで、ブースの装飾もしっかり整えた上で出展させていただくことができ、社員にとって学びの場にもなりました。

私たちはもともと人材サービスを提供してきた会社なので、今回のように教育サービスを展開しているというブランディングができたことは、社外に対してだけでなく、社員に対しても意識づけになったと思います。

また、アポイントの電話を入れたりDMを送ったりといった通常の営業活動では出会えない方々や、プラント系企業、メーカーの皆様にもアプローチできて、関係構築のきっかけができるのもメリットだと思います。

「建設DX」というテーマそのものも当社が訴求したいサービスに合致していますので、出展する意味は大きいと感じました。

いろいろなお客さまの声、ニーズを拾えるようになってきましたので、今後も建築設備や土木のマイクロラーニングなど、コンテンツをさらに拡充し、「建設技術者の学習スタンダード」を目指していきたいと考えています。

「建設DX展」はこれまで2小間のブースで出展しましたが、今後はさらにブースも大きくして、大々的にサービスを紹介していきたいですね。

 

――本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

株式会社ワット・コンサルティング様

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【展示会 開催情報】

<東京展>会期:2025年12月10日(水)~12日(金) 会場:東京ビッグサイト

<大阪展>会期:2026年8月26日(水)~28日(金) 会場:インテックス大阪

【来場希望の方】

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