【建設DX展 出展社】出展が異業種のニーズ発見や他社との共創につながる。株式会社ウィルオブ・コンストラクション様にインタビュー

株式会社ウィルオブ・コンストラクション様は、2023年の東京開催から継続的に「建設DX展」へ出展されています。

BIM/CIMのアウトソーシング事業、オペレーター派遣事業などを展開する同社は、BIM/CIM関連部署との実績を増やし、認知度を高める目的で出展を開始されたとのこと。

今回はBIMソリューショングループマネージャーの松崎様、髙井様に「建設DX展」来場者とのやりとりや、出展によって得られたメリットなどについて詳しく伺いました。

※BIMは‘Building Information Modeling’(ビルディング インフォメーション モデリング)の略、CIMは‘Construction Information Modeling/Management’(コンストラクション・インフォメーション・モデリング/マネジメント)の略

【展示会 開催情報】

<東京展>会期:2025年12月10日(水)~12日(金) 会場:東京ビッグサイト

<大阪展>会期:2026年8月26日(水)~28日(金) 会場:インテックス大阪

【来場希望の方】

<東京展> 12月 東京ビッグサイトで開催!

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海外グループ会社とも連携しBIM/CIM事業を展開


――本日はよろしくお願いいたします。まず、松崎様が所属されている御社のBIMソリューショングループについて教えてください。

松崎様:BIMソリューショングループのマネージャーとして営業責任者を務めております、松崎と申します。

BIMソリューショングループは2023年に発足したチームで、BIM/CIMのオペレーター派遣事業や、BIM/CIMのモデル作成、施工シミュレーション動画を作るといったアウトソーシング事業を主に提供しております。

BIM/CIM人材派遣事業では、グループ会社のウィルオブ・ベトナムと連携しています。同社と提携しているハノイ国立土木大学様から、BIM/CIMを活用できるベトナム人のオペレーターを毎年採用しております。

ハノイ国立土木大学様では、BIM/CIMの研修施設をお借りしています。現地で約1年ベトナム人の方々にBIM/CIMと日本語の教育をした後、高度人材として日本の企業へ派遣するという事業です。

「派遣する」といってもベトナム人のオペレーターは当社の正社員として雇用した人材ですので、人材派遣の抵触日である3年の契約期間を超えて職務に従事できます。

髙井様:なお、当社は日本での就業経験があるベトナム人やミャンマー人のBIM/CIMオペレーターも派遣しています。BIM/CIMを扱える人材がまだ国内には少ないことから、新たに始めたのが、ベトナムでの教育から担う派遣事業です。

松崎様:アウトソーシング事業では、ウィルオブ・ベトナムで日本企業のお客様に代わってBIM/CIMモデル作成や施工シミュレーション動画の作成を行い、成果物を納品するというサービスを提供しております。

「建設DX展」への出展時には、これら2つのサービスと併せて、施工管理の人材派遣についても紹介しました。

オペレーター派遣、アウトソーシングの認知度向上のため出展


――「建設DX展」へのご出展を決めた経緯をお聞かせください。

松崎様:最近は発注者からBIM活用を指定されるケースが増えており、今後の建築確認申請はBIMが必須になるという状況ですので、BIM市場が広がってきていると感じます。

一方で、「BIMがなかなかうまく使えない」という声も多いので、そうした企業様を私たちが支援できたらと考えたことがきっかけでした。

また、当社はもともと施工管理の人材派遣事業をメインとしてきたため、ゼネコン、サブコンとのお取引を中心に約600社の企業様とお付き合いがあります。

しかし、BIM/CIMを管轄されている企業様や部署の方々との取引実績がないため、施工管理だけではなく、BIM/CIMの派遣とアウトソーシング事業の認知度をもっと上げていきたいと考えたのも出展理由です。

従来はターゲットではなかった企業ともつながった


――ブース来場者からは、どのような悩みやニーズが寄せられましたか?

松崎様:東京で初出展した2023年の冬は「BIM/CIMを活用しなくてはいけないけれど、社内に活用できる人がいない」「そもそもBIM/CIMの教育をできる人がいない」といったお悩みが多かったです。

ニーズとしては「新しくBIM/CIMソフトを勉強したいが、本来の業務がたくさんあるから勉強する暇がない」「だからBIM/CIMを扱える人材がほしい」というお声もありました。

また、BIM/CIMソフトはCADに比べると高価なので、「たくさんのアカウントは保持できないけど、BIM/CIMを使って施工図を書かないといけない」というお悩みもお聞きしたので、その場合は当社の派遣事業、アウトソーシング事業の活用をご提案すると興味を持っていただきやすかったですね。

 

――ご相談に対応するなかで、よく受ける質問はありますか?

松崎様:例えばアウトソーシング事業に関しては「BIM/CIMって、どのフェーズで活用すれば生産性が上がるの?」というご質問をよくいただきます。

また「外国籍の人材は、どれくらいコミュニケーションがとれるのか」「BIM/CIMをどれぐらい使ったことがあるのか」「ベトナムと日本で、どんな文化の違いがある?」といったご質問もありますね。

 

――商談の手ごたえなど、出展によって得られたことがあれば教えてください。

松崎様:毎回、多くの企業様と商談させていただいております。また、飲食店やメーカーなど、建設業界以外からのお問い合わせや発注も得られたのは、大きなメリットです。

飲食店の建設部など、テナントを設計する部署の方々が「建設DX展」に来場され、当社のブースを通りがかったことでご縁ができました。

これまで当社がターゲットとしていたのは設計会社など、建設業の企業様のみでしたので、展示会に出たからこそ「お客様になり得る会社」と出会えたと感じています。

あと、うれしかったこととしては、来場者とベトナム人社員との交流が生まれる点です。

私たちBIMソリューショングループにはベトナム人の社員が1名いるので、その社員にも「建設DX展」に参加してもらっているのですが、いろいろな企業様が興味を持って話しかけてくださっています。

情報のアップデートや他社との共創も可能


――御社は2023年から、これまで「建設DX」に3回出展されています。出展によって感じた変化がありましたら教えてください。

松崎様:以前に比べて、BIM/CIMに対する関心が非常に高まっていると思います。当初は「BIMって何?」という方も多かったのですが、最近は「会社として考える必要がある」とおっしゃる方が増えていますね。

また、ホームページを見るだけではBIM/CIMに関連した業務をされていることがわからない、企画関連の部署の方々も来場されるので、BIM/CIMを使用されている企業様との新たな出会いの場でもあると感じるようになりました。

髙井様:私たち自身も情報がアップデートできますし、商品やサービスの単なる売買だけでなく、他社とコラボレーションして「こんな製品をつくれないだろうか」という話が生まれるのも、展示会ならではだと思います。

 

――本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

株式会社ウィルオブ・コンストラクション様

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【展示会 開催情報】

<東京展>会期:2025年12月10日(水)~12日(金) 会場:東京ビッグサイト

<大阪展>会期:2026年8月26日(水)~28日(金) 会場:インテックス大阪

【来場希望の方】

<東京展> 12月 東京ビッグサイトで開催!

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