【建設DX展 出展社】現場の課題を深く知り、多様なプロダクトやDX方法を訴求。株式会社Arent様にインタビュー

株式会社Arent様は、建設業界のDX事業とプロダクト事業を展開し、積極的なM&Aによって製品群の拡充も進めている企業です。

「建設DX展」ではブースの出展だけでなく、BIMやAIの活用をテーマとしたセミナーにも登壇いただいています。盛況のセミナーをきっかけにブースを訪れる来場者もいて、DX化の設計から実装、運用まで様々な悩みが寄せられるとのこと。

今回は同社営業本部 第一営業部兼プロダクト営業部部長の濱田様、マーケティング部の一條様に、出展の背景や来場者からの相談内容などについて詳しく伺いました。

【展示会 開催情報】

<東京展>会期:2025年12月10日(水)~12日(金) 会場:東京ビッグサイト

<大阪展>会期:2026年8月26日(水)~28日(金) 会場:インテックス大阪

【来場希望の方】

<東京展> 12月 東京ビッグサイトで開催!

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建設業界のDXを加速させるため、クライアントと共創


――本日はよろしくお願いいたします。まず、御社の事業内容についてご紹介をお願いします。

濱田様:当社の事業は2つあり、ひとつはDX事業です。クライアント企業とともに業務課題の特定からDXのコンサルティング、PoCシステム開発、さらに事業化までを展開しています。

具体例でいうと、千代田化工建設様のプラントの設計空間の自動生成、PlantStream🄬の開発や、高砂熱学工業様と設計・施工・運用管理までをBIMと自動化技術によって一貫して支援する業務プラットフォーム「PLANETS(プラネッツ)」の共同開発を行い、現場での試行を進めています。

もうひとつのプロダクト事業では、DX事業で得た業界知識を生かして、建設業界の実務に即したSaaSを開発・提供しています。主なプロダクトは時間と手間がかかる配筋業務を楽にする「Lightning BIM(ライトニング・ビム)自動配筋」、Revit上でのファミリ整理・検索・配置を効率化し、設計の属人化を防ぐ「Lightning BIM ファミリ管理」です。

また、自社開発に加えて業界における優れたプロダクトやノウハウを持つ企業グループに迎え入れることで、製品群を拡充しています。

例としては株式会社構造ソフトの構造計算ソフト「BUILD.一貫」工程表作成ソフト「現場ナビ工程」、株式会社スタッグの水道・電気・ガスなどの各種設備図面の作成および申請書類の作成支援を行う「申請くんfシリーズ」などがあります。

急拡大するDXニーズ。現場の課題を直接聞くために出展


――「建設DX展」へのご出展を決めた理由をお聞かせください。

濱田様: JAPAN BUILDは国内最大級の住宅・建築関連のテック展なので、ゼネコン、サブコン、設計事務所の方々と直接現場の課題についてお話ができます。

建設業界で DXニーズが急拡大していますので、実際に課題を聞きながら、弊社のDXの考え方や事例、プロダクトの紹介をしたいと考えました。

 

――御社にはセミナーにも登壇いただいております。反響はいかがでしょうか。

一條様:2年前の初出展時から、毎回ありがたいことに満席となっております。DXに対する当社の考え方を直接お伝えできる場として、とても有効だと感じています。

お客さまとお話しして感じるのは、BIMの導入は業界の中でもホットトピックだということです。「導入したけれど活用できていない」「導入したものの効果が出ているのかわからない」といった課題感があるようですので、セミナーのトピックにしました。

 

――ブース来場者からは、どのような声が寄せられていますか。

濱田様:「DXの進め方がわからない」「BIM導入をしたいが、方法がわからない」、「実現したいDXは描けているが、実装方法までは決められていない」といった課題をお持ちの方がいらっしゃっている印象です。

また、当社のプロダクトに実際に興味があり、実機を見るためにブースに来てくださるケースもあります。

BIM導入は設計・施工でギャップが生じることも。
相談内容に応じて柔軟に対応

BIM導入は設計・施工でギャップが生じることも。相談内容に応じて柔軟に対応


――ブースでは、それぞれの相談に対してどのように対応されていますか。

濱田様:「DX自体の進め方がわからない」というお客さまに対しては、スモールスタートでDX化していき、徐々に大きくしていくという提案をしています。

「DX化はしているものの、会社内でうまく進まない」という声もあります。設計の段階ではスムーズに進んだBIM化が、現場ではDX化が前向きに捉えられないというケースもあるので、その橋渡し役を当社が担当するという提案をさせていただいたこともありました。

 

――出展によって、実際に商談に繋がるなどの成果はありましたか?

濱田様:2024年12月の東京開催では、200名以上の方々と名刺交換をさせていただき、前向きな商談に繋がるケースが非常に多かったです。

対面でお話しできると、丁寧なヒアリングやより深い会話ができるので、情報交換だけにとどまらず商談につなげられます。

また、プロジェクトの実機も活用して説明することで、ユーザーから実際の感想を伺えるところも展示会ならではですね。

一條様:なかには「セミナーでこういう話があったけれど、どういうふうにやっているの?」と質問をしに来てくださる方もいます。

伝わりにくい事業も、出展を通じてアピールできる


――「建設DX展」に出展されたことで感じた変化やメリットがあれば、お聞かせください。

濱田様:インサイドセールスで架電をした際に「この前、建設DX展に出ていましたよね」「代表の方がセミナー登壇していましたね」といった反応をいただくことが増えました。こうした会話のきっかけがアポイントの獲得率にも繋がりますので、助かっています。

一條様:クライアントとの共創であるDX事業はなかなか伝えづらい事業かと思うのですが、やはりブースの横で実際にプロダクトがあると、お客さまに実績を理解していただけます。ブースという限られた環境ではありますが、展示会は弊社の強みをいろいろな方法でアピールできる場ですね。

濱田様:当社では、プロダクトに生成AIを実装していく思想のもとプロダクトの販売をしていますので、「レガシー的に使っているExcelベースのプロダクトに生成AIを入れて楽にしたい」「属人性をなくしたい」というようなご相談にも、応えていきたいと考えています。

既存の当社プロダクトを紹介するのはもちろん、カスタマイズを要するシステム開発も承っていますので、希望されるお客さまにブースへ来場いただけるよう、一層工夫していきたいですね。

また、はじめにお話ししたように、当社ではM&Aによってプロダクトを増やす動きも進めています。当社のプロダクトだけでなく、事業継承に興味がある方とも、展示会の機会を活かして繋がりを持てたらと思います。

 

――本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。

株式会社Arent様

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【展示会 開催情報】

<東京展>会期:2025年12月10日(水)~12日(金) 会場:東京ビッグサイト

<大阪展>会期:2026年8月26日(水)~28日(金) 会場:インテックス大阪

【来場希望の方】

<東京展> 12月 東京ビッグサイトで開催!

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